秋の蚊って、刺されると夏より痒い気がするけど気のせい?
蚊と言えば、誰もが夏を思い浮かべますね。
アウトドアには蚊取り線香や虫よけが欠かせませんし、夜に蚊が迷い込んできて、羽音で眠れないということもあります。
そのため、秋に蚊に刺されたりすると
「何でこの時期にまだいるの?」
と不思議に感じることもあるでしょう。
しかし、
蚊は気温の条件さえ合えば、秋もまだまだ元気なのですよ。
今日は刺されると何故か一層痒いと思う秋の蚊!
・日本に住む蚊の種類は
・いつどこで刺すの
・いつまで生息してる
・結論、秋に痒いのは
ってことなど、蚊の種類と痒みの違いを追求しお話をしていきます。
夏の蚊と秋の蚊は違うもの?
痒いって感じる程度が季節によって違う
ってことは、
もしかして、季節で蚊の種類が違うのかなぁ~
そんなことを思ったことありませんか?
確かに目で見た大きさや形が違うように私は感じていました。
まずは、夏と秋の蚊の違いから探ってみます・
刺すと痒い、蚊の種類
蚊の一般的な繁殖の適温は22~27℃、活動温度は11~32℃なんですよ。
このデータからだと、
真夏だけではなく春や秋にも生息しているってことになりますね。
そして
日本に生息する人を刺す蚊は主に2種類なんですよ。
ひとつは足に縞模様があるヒトスジシマカ(やぶ蚊)
もうひとつはイエカです。
イエカは生息地の違いでもう2つに分かれます
・北海道から九州にかけて生息するアカイエカ
・アカイエカの亜種で都会に多く生息するチカイエカ
田舎もんと都会人って感じですね!
ここではまとめてイエカとして扱っていきます。
刺す時期、気温は
蚊で人間などを刺すのはメスだけです。
また、刺す理由は
繁殖に必要な栄養源確保のために血を吸うんですよ!
2種類の蚊は活発に活動し繁殖する気温が違います。
・イエカは25℃
なので季節から考えると
・晩夏以降はイエカの活動が優勢
って、なります。
また、この温度の違いで場所と時間も変わってきます。
・イエカは屋内で夜から早朝
となるのですよ!
ただ
活発っていうだけなので、真夏にイエカもいるし、秋になってもヒトスジシマカもいます。
★生息はいつまで
蚊の寿命は真夏で大体2~3週間位!
どちらの種類もこの季節は同じになります。
なので
ヒトスジシマカは成虫のままで冬を越すことはできず、卵の状態で越冬します。
ところが秋に生まれたイエカは特別です。
成虫の姿のまま穴などに隠れて寒さをしのぎ、春が来るのを待ちます。
そして
春になって産卵を済ませて死ぬってことになるんですよ。
個体の寿命は短いものですが、蚊はこのようにして命を繋いでいるのです。
★痒い感触の違い、結論は
上記までのことで
・秋はイエカに刺されることが多い
と、判断できます。
秋の蚊はなぜ痒いってことをこの事から考えると・・・
イエカに刺される確率が高いからってことになりますね。
刺されて痒いのは蚊が肌に注入する唾液のアレルギー反応が原因です。
じゃぁ
イエカの方がヒトスジシマカより毒性が高いのか!?
いえいえ、そんなことはありません!
どちらかと言うとヒトスジシマカの方が強く痒いとも言われます。
また
季節によってかゆみを引き起こす成分の威力が増すってこともありません!
いろいろ調べ考えてみましたが
「秋の蚊は夏の蚊よりも刺されると痒い」
と言われるのは気のせい!?
「この時期に蚊なんていないはずなのに」
という先入観で「秋の蚊は痒い」と感じさせてしまう
と、考えました。
蚊を身の回りから遠ざけるために
蚊は草むらなどにわざわざ行かなくても、知らないうちに家の中に入って来るような虫です。
身の回りから遠ざけるひとつの対策としては
「庭やベランダに水たまりを作らないようにする」
ことが挙げられます。
植木鉢の受け皿やバケツの底にたまった雨水など、ほんの少しの水さえあれば蚊はそこに卵を産み付けるんですよ。
水がたまる場所を身の回りから無くせば、蚊も発生しづらくなりますね。
本当に痒い蚊!
特に蚊にとって無抵抗な赤ちゃんは絶好の的です。
小さい子供がいる家庭は少しでも発生を止めるよう努力しましょうね。
あとがき
秋の香はなぜ痒いの?ってことについて書きました。
いかがでしたでしょうか
今回の結論は
+
秋になってもしつこくって夏よりも嫌って感覚
こんなことからくる精神的錯覚ではないか!
と考えました。
夏が過ぎても油断大敵!
蚊は夏だけではなく、秋でも活動を続ける害虫なのです。
最近は10月頃になっても暑さを感じる日が多く、それだけ蚊の繁殖時期も長くなってきました。
よって以前よりも蚊にとって過ごしやすい環境になり、その傾向はこれからさらに強くなるでしょうね。
蚊はただ痒みや腫れをもたらすだけでなく、デング熱などの病気を媒介します。
涼しさを感じる秋の季節になっても決して油断することなく、
・蚊を寄せつけない工夫
・刺されれ痒い時の薬を切らさない
など、気をつけて過ごしましょう。
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