「秋茄子は嫁に食わすな!」ということわざ
このような事を言う理由は一体何なんでしょう。
このことわざですが色々な説があるようです。
姑からの嫁に対するいじわるなのでしょうか。
それとも、他の理由があるのでしょうか。
今日は「秋茄子は嫁に食わすな!」ってことについて
代表的な三つの説とその理由、また秋茄子について紹介しますね。
代表的な説
「秋茄子は嫁に食わすな!」の理由で、まず一番よく言われ、よく聞くのがコレです。
という意味、姑の嫁いびりからきた言葉だっていうのが一般的ですね。
それとは対照的に、
・秋茄子は種が少ないので子供が出来ない
という事で姑が嫁を大切にしているという理由で、嫁・本人にならもう少し優しい言葉をかけるのですが・・・
きっと嫁ではなく、その旦那である息子にかけた言葉なのでしょうね
「秋茄子は嫁に食わすな!」
と、叱るような強い表現ですもんね。
あと一つの説として、本来は
「秋茄子はネズミに食わすな」
であったとも言われています。
この理由は
という意味なのだそうです。
秋茄子にはどのような栄養があるの?
体を冷やすから嫁に食わすなと言われている秋茄子
こんな理由がありましたが
本当に秋茄子食べるとこのようになるのでしょうか?
秋ナスにはどのような栄養があるのか考えていきます。
まず茄子には特筆すべき栄養成分がほとんどないとも言われています。
しかし、茄子には立派な効能はあるのですよ。
■強い抗酸化作用のある「ナスニン」これはポリフェノールの一種で
・ガンや生活習慣病の元になる活性酸素を抑える働き
・コレステロールの吸収を抑える作用
があります。
■体を冷やすこれは夏が旬の野菜の特徴ですね。
特にナスにはその作用が強く、昔から高血圧やのぼせに良いと言われてきました。
■他の効能の説茄子の絞り汁をイボに塗っておくと、イボが取れるという事もあるようです。
茄子のヘタを黒焼きにしたものは、歯痛や口内炎に有効だそうです。
栄養分は含まれないのに、様々な効果が期待できるのが茄子でした。
体を冷やすから「秋茄子は嫁に食わすな!」って理由は間違ってはいないようです。
でも、コレは秋茄子に限られたものでなく
夏の茄子、また他の夏野菜にも言えることでしたね。
秋茄子と普通の茄子の違いは?
美味しいから嫁に食わすなと言われている秋茄子
子種がないから嫁に食わすなと言われている秋茄子
嫁いびりって理由の題材にするほど美味しいのか?
種はホントに少ないのか?
秋茄子と普通の茄子の違いを考えてみます。
■味実際の所
秋茄子の方がうまみ成分のアミノ酸が多く、皮が軟らかくて美味しいです。
その理由は
夏の間はまだ木が成長途中なでの気にも身にも栄養分が必要です。
それが、秋になると木の成長が完了し、全ての栄養分が実の成長に使われるため、美味しくなるのですよ。
夏の茄子はたくさんの種がありますが、秋茄子は種が少ないのも大きな特徴です。
その理由は
先に書いたように栄養分が全て実の成長に使われるため、身の中にある種も成長します。
なので
小さい内に収穫しないと種が大きくなってしまって食べられないってことになってしまうのですよ。
秋茄子は身が引き締まっていて、ホントに美味しいですね。
美味しいから「秋茄子は嫁に食わすな!」って理由は一理あるかもしれません。
ただ、昔の姑ってそんなにキツかったのでしょうかねぇ~
「種が少ないので子供が出来ない」って言うのは理由にならないですね。
これは単なる迷信、現代で言えば都市伝説みたいなものだと考えますよ!
あとがき
「秋茄子は嫁に食わすな!」ってことわざの理由について書きました。
いかがでしたでしょうか
いくつかの説がある秋茄子ですが
・秋茄子は体を冷やす
・秋茄子は美味しいから
って理由はどちらも正しそうですね。
しかし、
嫁という立場である私は、姑からの配慮という説を信じたいです。
美味しい秋茄子を食べて、生活習慣病を予防しましょう!
もちろん、嫁も姑もみんなで仲良く食べましょうね!!
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