サンタのソリをひくトナカイの名前と性別は？起源を探ってみた

クリスマスの日、サンタはトナカイがひくソリに乗り、空を駆けながら子どもたちの家にやって来る…

というお話は、誰もがどこかで聞いたことがあるでしょう。

トナカイの数は８頭！

そのトナカイたちには実は名前がついていて、性別もはっきりしていているですよ！

トナカイの名前って言うと、ぱっと浮かんでくるのが

トニートニー・チョッパー
（因みに性別は男）

こんなに長い名前ではありませんが、サンタのトナカイにも愛称のような名前がついてます。

サンタさんにとっては一緒にプレゼントを配る仲間なのですから、当たり前の事なんでしょう。

南極物語のユキゾリを引く犬「タロ、ジロ」のと同じです。

今日はクリスマスイブのサンタのトナカイについて

・名前の起源は
・性別と走る順番
・数は？９頭目のいる？

などについて書いていきますので、
トナカイたちのプロフィールを一緒に見ていきましょう。

一篇の詩がサンタとトナカイの起源

空を飛ぶソリをひくトナカイとサンタは１９世紀に書かれた詩から始まりました。

1823年、アメリカの神学者クレメント・クラーク・ムーアが、後に「クリスマスの前の晩」という題で世界中に広まった一篇の詩を新聞に発表したんです。

この詩の中で、

「サンタが丸々としたお爺さんである」

「８頭ものトナカイがひくそりに乗って空を飛ぶ」

ことが語られています。

それが今に伝わるサンタやトナカイたちのイメージに繋がり、定着していったのですよ。

そして「クリスマスの前の晩」には、８頭のトナカイたちの名前と性別、そしてそりをひく順番までもが描写されています。

現在では「クリスマスのまえのよる」って絵本で、こんな風に書かれて子供たちに語られてますね。

空飛ぶソリに乗ったサンタがプレゼントを配る道を急いでるって、イメージが現れてる一文です。

因みにこの絵本の中のサンタさんは小人でおじいさん！

名前は「セントニコラス」で、サンタクロースの起源になった３・４世紀頃のキリスト教の司教の名前です。

８頭のトナカイの名前が解りましたね。
次に性別や走る順番などを紹介します。

8頭のトナカイたちのプロフィール

それでは、先頭から順番にトナカイたちを紹介します。
それぞれの名前には、きちんと意味があることにも注目してください。

「なぜ、トナカイの数は８頭なの？」

こんな疑問もわきますね。

これについては
「クリスマスの前の晩」を書いたクレメント・クラーク・ムーアさんに聞いてみないと解りません。

数に全く意味はないのかもしれませんが・・・

一説によると数は
北欧神話のオーディン神の乗る８脚の神馬スレイプニールに由来するとも言われいます。

もう1頭加えることもあります！

このように詳細な設定のあるトナカイたちですが、実はこの8頭以外に「リーダーのトナカイ」を加え、9頭とするケースもあります。

「クリスマスの前の晩」の発表から100年以上が経った1939年、アメリカのロバート・L・メイが童話「ルドルフ(Rudolph)　赤鼻のトナカイ」を発表しました。

その「ルドルフ」が、8頭の先頭を行く「リーダーのトナカイ」の名前なんです。

ルドルフは、後に製作された同名のアニメ映画と、その主題歌「赤鼻のトナカイ」で一躍有名になりました。

そして、この時から数が８頭だったのが、９頭って言われることが多くなりました。

ルドルフ、後発者なのに一番いいとこ持っていきましたね！

因みに性別はオスです！

日本語訳の「赤鼻のトナカイ」の歌詞にはルドルフという名は登場しません。

でも
クリスマスソングとしては「真っ赤なお鼻の～」って歌われていて、とても有名な曲ですよね。

あとがき

サンタの空を飛ぶソリをひくトナカイの名前と性別について書きました。
いかがでしたか？

名前と性別を先頭から順にまとめますね。

ルドルフ（オス）
ダッシャー（オス）	ダンサー（メス）
ブランサー（メス）	ヴィクセン（メス）
コメット（オス）	キューピット（オス）
ドナー（オス）	ブリッツェン（オス）

「サンタのトナカイの数って全部で何頭？」
「名前はあるの？」
「性別は？」

という素朴な疑問には、大人よりもむしろ子どもたちが興味を持ちますね。

何気なくみえるものにも、このような細かい設定があるのはとても面白いことですよ。

ぜひ、クリスマスの「うんちく」として、トナカイたち名前や性別のことを子どもたちに教えてあげてくださいね！