ペットショップにはいつもかわいい動物たちがいっぱい!
特に犬は古くから人と共に暮らしてきたから、いつの時も人気がありますね。
でも、こう思ったことはありませんか?
「この子たち、売れ残ったら一体どうなるんかなぁ?」と
動物が好きな人であればあるほど、ひどい運命が待っているのではと心配になリますね。
今日はペットショップで売れ残った犬がどうなるのか!?
詳しい知人に尋ねたり、調べたりした答えを書きましたので
一緒に考えて行きましょう。
目次
犬にも「売れ時」がある
「売れ時」
って
イヤな言い方かもしれませんね。
でも、
ペットショップも商売なので、それが犬にもあるんです。
よく売れるのは生後3か月前後で、
月齢が低ければ低いほどかわいいとされ、どんどん売れていくのですよ。
そして、
生後半年を迎える頃にはもう売れ行きが落ちて行くのです。
半年は10歳くらいになります。
で、実質3ヶ月間ですから
この「売れ時」は意外に短いと言えますね。
そして、
この売れ時が過ぎるとどうなる?かと言うと
「売れ残り」となってしまうんです。
犬の販売数は年々増えているので、実際にはそれほど売れ残りの犬はいないとも言われていますよ。
売れ残り犬がたどる道
では、実際に売れ残った犬はどうなる!?
詳しい友達に聞いたりしたことをまとめました。
②ペットショップのスタッフや関係者が飼う。
③ともかく値段を下げて売り出す。
④ボランティア団体と提携して里親を募集する。
⑤犬がメスならばブリーダーの元に返す。
上記らでも、どうしようもない犬は、
ただ、
保健所ではペットショップでの売れ残りの犬は、引き取って貰えないことが多いとのことです。
では
①~⑥ので、その後犬はどうなるのか?
もう少し追ってみましょう。
①ペットショップの看板犬
この場合どうなる!?
って考えると
売れ残りになったことが犬にとって幸せかなって気がします。
店長や店員は動物好きの方ばかりでしょうし
訪れるお客さんも同じです。
お店の人気者になれるといいですね。
ただ、ショップで飼ってもらえるのはせいぜい2・3匹
犬の寿命を考えると3年~5年で1匹がお店としても限界でしょうね。
②スタッフや関係者が飼う
お店のスタッフが譲り受けるって犬にとっていいですね。
私の友達にもスタッフはいますが
その娘が家で飼ってる犬は十数匹です!
お家は5人家族で
・お母さんの犬
・妹の犬
・下の妹の犬
って、感じでそれぞれが2・3匹と共に暮らしてます。
ひとり暮らしでも10匹程と共に暮らしてる人もいるって聞きました。
売れ残った犬も多くの仲間に囲まれて幸せでしょうね。
関係者っていうのはとても範囲が広いです。
ペットショップにくる業者さん
・ヤクルトレディー
・生命保険のセールス
・新聞屋さん
などです。
またはスタッフの関係者
・友達
・利用する美容院のスタッフ
・よく行く居酒屋のスタッフ
などです。
それらの人から、また先に広がります。
実際の所、お店で里親を探すってことになります。
こうして、貰われていく「売れ残り犬」も幸せになるでしょうね。
お店で初めてやってきて買ってく一見さんより、スタッフとつながりがありますからね!
③値段を下げて売り出す
売れ残りの犬は8ヶ月もするととても安くなり
1歳を過ぎると、もうただ同然で販売されることが多いようです。
犬の一歳と言うと小型犬、中型犬ならもう成長期が終わり
大人の犬となってしまっています。
犬の食事代がかかるので早く売りたい、貰ってもらいたい
特に商売っけあるお店ではこう言う意識が強いのかな。
なので、タダ同然になるのでしょうね。
売れ残りの犬って、ずーとケージに入れられしつけもされず大人になってるので、これから飼うのにリスクが伴う
・成犬になってからのしつけは大変
・体や健康面のメンテナンスがされていない
(ペットショップの良心による)
・ひどい扱いを受け人間不信になってる
(ペットショップの良心による)
売れ残りで成犬になると、こんな事で敬遠したくなってしまうんですよ。
なので
値段を下げて売り出すってことをしても
売れ残りは解消されないのかも知れませんね。
また
犬を飼った経験がない方は、購入はやめておいた方がいいですよ。
④ボランティア団体と提携し里親を募集
一見みると、犬にとってとてもやさしい良い手段に思えるのですが
実際は
需要と供給が全くあっていないのが現状です。
犬にとってはジャンボ宝くじにあたるようなものなのです。
なので
②の「スタッフや関係者が飼う」ってことが盛んに行われるんでしょうね。
⑤メスならばブリーダーへ返す
ブリーダー返された後どうなる!?
ってことを考えますね。
実際、犬がどうなるかと言うと
・安楽死させられる
ってことになります。
ブリーディングと言うのは繁殖です。
ちょっと悪く言えば
次にペットショップに並ぶ商品を生産する役割になります。
ブリーダーさんもいろいろです。
犬が好きでやっておられる良心的な方なら
「繁殖→販売」
って目的を持ちながらも、大事に扱い
寿命が尽きるまで共に生活をする。
犬にとってココに戻ってきたのが良かったと思えることも多いと思います。
でも、悪質な業者もあります。
「劣悪な環境の中でただ繁殖だけを繰り返させる」
犬にとってはあまりにも過酷な環境へと押し込めてしまうこともあるんですよ。
そして
繁殖に役立たない老犬になると「安楽死」ってことになるんです。
⑥動物管理センターや愛護センター、保健所
「保健所行き」
って聞くと犬はどうなる?と思いますか。
私は「殺処分」としか浮かんできませんでした。
「動物管理センター」「動物愛護センター」って聞くと
「殺処分」なんてイメージはワキません!
なんか、幸せに暮らせそうな感じですよね。
でも
実際の所「犬がどうなる」ってことに関しては、どちらもあまり変わらないようでした。
ペットショップで売れ残った犬は保健所では引き取ってくれないと先に書きました。
コレは保健所は市町村が管轄し私らの税金で運営されているからです。
動物愛護センターはどうかと言うと、市町村に管理義務がありますが2つに分かれます。
・私的な寄付金で運営されてるもの
動物愛護センターの規則にもよりますが、ペットショップからの犬も引き取って貰えるようですよ。
厳しい順に並べると
・保健所
・公的な愛護センター
・私的な愛護センター
となります。
ただ
モラルに欠けるペットショップでは、個人の名をかたって売れ残りを保健所に持ち込んでしまうこともあります。
で、
これらに引き取られた場合どうなるかと言うと
まずは健康チェックです。
これで病気を持っている場合は保健所で殺処分となることも多いです。
次に、里親さがしになります。
私は意外でしたが、コレは多くの保健所でもやっています。
ただ、見つかるまで飼育してくれる訳ではありません!
内、里親が見つかる犬・・・・約2千匹以内
こんな統計数字がでていました。
全くバランスがとれていません!
コレはペットショップの売れ残り以外の要因が主なんです。
個人が飼い続けられなくなり捨てるってことが殆どです。
保健所や愛護センターでの飼育にも費用が必要ですので殺処分されてしまうんですよ。
大変残酷な話ではありますが、これらのことはしっかりと胸に刻んでおきましょう。
犬を飼おうと思ったら
買った時は愛くるしい子犬も、あっという間に成犬になります。
可愛い犬の幼児期は半年もないのですよ!
大型犬でも2歳迄に成長は終わるんですよ!
大きくなっても変わらずに、愛情を注いで飼うことができるのか?
・事故で身体が不自由になる
などアクシデントが起ることもあります。
こんな時に家族として助けてあげられるのか。
これらのことを深く考えずに、
かわいいからと言って簡単にペットショップで犬を手に入れる
そして
大きく(成犬)なったら持て余して捨ててしまう。
↓
保健所行き
ペットショップで売れ残り犬がでることも同じですね。
需要する側が可愛い犬の幼少期にしか求めない!
なので
生後半年にもなると売れ残り期に入る。
そのまま、成犬に近づくと
↓
ブリーダー、保健所など
ひとりひとりが責任を持って犬を飼うことが、かわいそうな運命をたどる犬を減らすことに繋がります。
家族として一生と共にすると考えるなら
幼少期、青年期、成犬期ここだわらずペットショップで購入ができると思います。
そう言う客が増えれば
ペットショップのあり方も変わるかも知れません!
「売れ残りの犬はどうなる」
てことよりも
「売れた後の犬はどうなる」
てことの方が深刻にも思えました。
あとがき
ペットショップの売れ残りの犬はどうなる
ってことなどについて書きました。
いかがでしたでしょうか。
今の私の考えではペットショップでの売れ残りの犬に限らず
購入されても沢山の犬が飼い主のワガママで
残酷な結末を迎えてしまうこともあるって思えました。
ペットショップに並んでる犬!
今は可愛いけど、一年後にはどうなるのか?
犬を飼いたくなったら、ともかく熟考することが大切ですね。
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