忌中(きちゅう)と喪中(もちゅう)の違いについてそもそもこの2つ意味はどう違うのでしょう
忌中と喪中の期間は違うみたいだけど・・・
それによって年賀状を出したり
初詣に行ったりの制限があって
12月からお正月の過ごし方も変わってきますね
神社の境内に入ることがNGとも言われるので
お花見や紅葉などを兼ねた旅行や
お祭りへの参加にも影響が出てきます。
また、亡くなった親族と
自分の関係でも
忌中・喪中の期間は違うようですね。
ココではこの2つの事柄について
日常生活の影響について書いていきます。
目次
忌中と喪中の違いは何★意味は
葬儀後の日本の慣習として忌中と喪中は
一般化されてますね。
何故か、お祝い事は神事
お悔やみ事は仏事って変な習慣もあり
忌服(きぶく)は仏教行事と思われがちですが
実際はそうではないようです。
◆忌中の意味
「忌」って言うのは神教で
死は穢れ(ケガレ)たもので伝染するって考えがあり
その期間、親族を隔離するために設けられたのが
「忌中」のようです。
昔は忌中の期間は親族は自宅に閉じこもって
忌明けが訪れるまで
社会生活には全く参加しなかったそうですよ。
一切の祝時、慶事を行わない・参加しない
期間が忌中になります。
忌中って慣習が始まったのは8世紀頃らしいので
医療が発達しておらず伝染病の感染対策って
意味があったのかも知れないですね。
忌引休暇って現代でもありますね
原点はここから来てるのでしょうかね!
◆喪中の意味
亡くなった親族を哀れみ追悼するための期間が
喪中の意味になります。
この期間はお祝い事や祭事は避けるため
結婚式、お祭り、神社への参拝(初詣)などを
しないのが一般的な習慣になります。
昔はこの期間は常に喪服を着用し
レジャー関係の楽しみ事は
一切しなかったようです。
忌中と喪中の違いは何★期間は
忌服の慣習は仏教から由来したものじゃない
と先に言いましたが
忌中、喪中の期間は宗教や仏教の宗派に
よって変わってきます。
日本人の全ての神・仏を受け入れる
寛容な民族性から来てるのでしょうかね!?
忌中の期間は一般的(仏教の多く)は
忌明け法要で終わりになります。
忌明け法要とは
49日目の法要(七七日忌)のことで
満中陰(まんちゅういん)ともいいます。
明治時代の法律「忌服令」でも49日と
定められていたので
この日までの期間が一般的だと考えます。
喪中の期間ですが
こちらは死後一年間一周忌法要まで
を喪中とするのが一般的な慣習になってます。
双方とも元々は個人と自分との関係から
期間終了までの日数が設定されていました。
期間を細かく気にしたい
って方は表にまとめましたので
ご参考になさってください
自分との関係 | 忌中 | 喪中 |
両親 | 50日 | 13カ月 |
養父母 | 30日 | 150日 |
夫 | 50日 | 13カ月 |
妻 | 20日 | 90日 |
息子 | 20日 | 90日 |
娘 | 10日 | 90日 |
養子 | 10日 | 30日 |
兄弟姉妹 | 20日 | 90日 |
父方の祖父母 | 30日 | 150日 |
母方の祖父母 | 30日 | 90日 |
叔父・叔母 | 20日 | 90日 |
夫の両親 | 30日 | 150日 |
妻の両親 | なし | なし |
曾祖父母 | 20日 | 90日 |
表は仏教で一般的な日数ですが
古い時代に定められてた法律を参考に
仏教で決まった日なので
宗教的な教えではありません。
また、男女差別もあり
あまりいいものだとは思いません。
忌中と喪中の違いは何★過ごし方
◆喪中のみの場合
・派手な服装はさける
・神社への参拝を避ける
・地鎮祭の開催はNG
・結婚式の開催はNG
◆忌中の場合
・地鎮祭の開催、参列もNG
・結婚式の開催、参列もNG
・旅行などレジャーの延期
・他、慶事はNG
お正月の過ごし方はこのようでどうでしょうか
◆喪中のみ場合
・年賀状は喪中はがきにする
・初詣は行わない
・年始の挨拶はしない
◆忌中の場合
・神棚の正面を半紙で隠す
・鏡餅、門松等飾り付けをしない
・おせち料理はOK
・訪問、来客もOK
忌中と喪中の違いは何★まとめ
この二つの慣習の違いは
不幸に見舞われた後
祝事・慶事を行わない一定期間が忌中
故人を思い偲ぶ期間が喪中です。
一般的な期間は
忌中は四九日法要まで
喪中は一周忌法要までです。
忌中、喪中っていっても
故人と自分との関わりも関係してきます。
同居家族、両親に兄弟・姉妹以外は
忌中・喪中を慣用して
旅行などレジャーに出かけても
いいと思います。
ただ、結婚式や地鎮祭等で
故人の家族の参列が必要な場合は
関わりようにもよりますが
延期や気遣いが必要ですね。
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