新生児のうんち、色を観察しましょう
と言われますが・・・
・どんな色なら健康で正常なのか
・このうんちはOK・NGどちらなのか
気になり出したら止まらなくなったりしませんか?
平均的と言われる色サンプルがありますが
こういう色じゃない、合わないことの方が多いのです。
今日は新生児のうんちの色と健康について
・一瞬ビックリの色
・健康な色
・病気を疑う色
・プラス他のチェック
などを書いていきますので、一緒に考えてみましょう。
緑色のうんち、でてきた
「え、え、なんで緑色?」
「こんなの母子手帳の色見本にないよー」
これにはホントびっくり!?
今はどうなんでしょう、私の地域では以前はなかったんですよ!
母子手帳は焦げ茶色から黄色、白色までの濃淡です。
そして
この範囲が正常だという目安の書いてあるシートが綴りこんであるだけだったんですよね。
で、
この中にないんだけどどうしよう!
となる筆頭が緑色のうんちだったのです。
鳥じゃあるまいし…
と初めて見たら多くの人が驚く色だと思いますが・・・
コレ、大丈夫なんです。
新生児がこんな色のうんちをするのは
食べたものの内容や、時間が経ったなどの理由でうんちが酸性になり、胆汁が変色するのが原因なんですよ。
つまり
緑色・・・健康
ってことです。
茶色、黄色、赤茶色のうんち
これらも全て正常で新生児は健康です。
また、この3色系で薄いもココに分類します。
形状が
・脂肪分が固まったブツブツが入っていたり
・ミルクで固形だったり
・飲む量が少なくて硬かったり
と様々ですが、どれも大丈夫なんですよ。
レモン色のような白に近いうんちもありますが、色素がないのではなく弱いという事であれば正常の範囲内になります。
うちの赤ちゃん、
毎回同じものを飲んでいる筈なのに、
どうしてうんちの色がこんなに変化するの!?
と思う事もあります。
でもそれは
ママの食事によって母乳が変化するので、新生児に影響があるってことなんですよ。
また、
母乳と粉ミルクの割合や、粉ミルクだけを飲んでいる場合でも、飲んだ量やうんちがすぐに出たかなどによっても変化するんですよ。
赤色のうんち
赤っぽいとかではなく、赤以外の何色でもない赤のうんちです。
イチゴジャムのようと表現されるこのうんちは、腸重積症の症状でとても危険です。
新生児の腸の一部が弛んで重なるような形状に腸の中に潜り込む病気で、早急な手術が必要とされてるんです。
こんな色を見たら直ぐに病院へ連れて行きましょう。
※もう一度書きますが
赤っぽいではなく、赤なんですよ!
コレはよく見てくださいね。
灰白色のうんち
こちらも新生児の病気が考えられます。
先天性胆道閉鎖症という先天性の病気の場合
うんちの色素の元である胆汁が肝臓から通ってくる事が出来ず、色がついていない灰色や白色のうんちとなるんです。
この病は症状は他に
・茶色のオシッコが出たる
・黄疸も出る
と言われますので、重ねて確認しましょうね。
先天性胆道閉鎖症は生後60日以内に手術をしたほうが良いとされてます。
なので
新生児の白色うんちは特に注意しましょう。
また
新生児の時はなかったのに後になって白いうんちが出ることがあります。
コレはロタウイルスって感染症で6か月~2歳くらいまでの間に発生するんです。
胆汁の分泌が追い付かなくなったり、何らかの原因で胆道が詰まったり、いずれにしても胆汁が関係し白っぽいうんちがでます。
血液混じりのうんち
全体の色が赤茶色とかではない、鮮血の混じりの下痢をすることがあります。
これは
大腸菌によって大腸炎が起きているのかもしれません!
続くようなら病院を受診しましょう。
直ぐに治まったなら、暫く様子見でいいですよ。
色以外に観察するのは
新生児のうんちは色や形状の観察だけではありません!
臭いも大事なんですよ。
いつもとは違うすっぱい臭いがしても、まず健康で大丈夫です。
急にアンモニア臭がキツくなったら、健康状態が悪くなってることがあります。
また、
うんちの色と併せてそれ以外の事も観察しましょう。
・オシッコの出具合や色
が揚げられます。
あとがき、まとめ
新生児のうんちの色で健康を判断!出てきた5つの色と状態について書きました。
いかがでしたでしょうか。
色と健康の関係をまとめますね。
要注意・・・血混じり
重大・・・・灰白
緊急・・・・赤
いつも通り元気でうんちだけいつもより色が薄いという場合などはあまり気にしなくて大丈夫です。
新生児のうんちは、真っ黒の胎便から始り何もかもが大人とは違って、何が普通なのか分からなくなってしまいます。
色の濃い淡い、ゆるい硬いなどはその子によって違ってきます。
なので
元気な時のいつものうんちがどんなものなのかを把握しておくのも大切ですよ。
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